イソップ寓話の教訓No.8「造船所のイソップ」

愚かな人に惑わされてはいけない

ストーリー

ある時、寓話作家のイソップは造船所へ行った。船大工たちが彼をからかって、言い返さずにはいられぬように仕向けたので、イソップはこんな話をした。

その昔、カオスと水が生じたが、ゼウスは土の要素も出現させたいと思い、三度海の水を飲みこむよう大地を促した。

大地は仕事にかかると、まず最初に山々を現し、再び飲み込んで平野を露出させた。

「もしも大地が三度目も水を飲みこむことをすれば、お前たちの仕事は無くなり何の役にも立たない者になるのだぞ!」

愚かな人に惑わされてはいけない。人をからかう言動は、自分の戒めとなることがせめてもの救いである。

イソップをからかった船大工。造船所のイソップの画像
イソップ寓話の教訓No.8「造船所のイソップ」

投稿日

カテゴリー:

投稿者:

コメント

コメントを残す