イソップ寓話の教訓No.56「女魔法使い」

知識を持つ!

ストーリー

魔法使いの女が神様の怒りを解く呪文やお祓いを売り物にして、またそれがよく当たり、相当なお金を貯めこんでいた。

ところが人々は、この女が宗教の改革を企てるものだとして告発し、裁判を受けさせ、罪状をあげて死刑判決を下した。

裁判所から引き出された女を見たものが言うには、

「おい、お前は神様の怒りを解くことができるのに、どうして人間の怒りを解くことができなかったんだ」

知識を持つこと。いろいろな自然現象も自然や科学の知識があれば、原因を究明できる。何も知識のない人に、呪術的な言動で自然現象を伝えれば、信じることがあるかもしれない。人は知らないことに、ある種の恐怖を抱く。魔法使いとは、その程度のものだろう。

女魔法使いの画像
イソップ寓話の教訓No.56「女魔法使い」

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