イソップ寓話の教訓No.299「農夫と木」

儲けを目の前にすると目的なんかコロコロ変わる!

ストーリー

 農夫の土地に木が生えていたが、まったく実をつけず、スズメや蝉がとまって、うるさく鳴いているだけであった。

 農夫が、この役立たずの木を切り倒そうと思い、斧で叩き始めた。するとスズメと蝉が、自分たちの休憩場所を伐らないで欲しい、残してくれれば、そこで歌を歌い楽しませてあげると、お願いした。

 農夫は、そんなお願いを気にも留めずに、斧を振り続けていると、洞穴から蜜蜂の巣と蜜が見つかった。

 農夫は斧を放り出し、この木の世話をするようになった。

儲けを目の前にすると目的なんかコロコロ変わる


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