チャンスは突然現れ、一度逃したら二度と戻ってこない!
ストーリー
犬が小屋の前で眠っていた。
狼はこれを見つけ、捕まえて食べてしまうこともできたが、犬が「今は放してください!痩せてガリガリですが、ご主人が結婚式をなさいます。後になれば太った私を食べることが出来るのです!」
狼はもっともだ!と思い逃がした。
しばらくして狼がやってくると、犬は屋根の上に寝そべっていた。
約束を思い出し「下りて来い!」と言ったところ、犬は答えて、「狼さん、今度私が小屋の前で寝ていたら、ご主人の結婚式まで待たないほうが良いですよ!」
犬の立場から見ると、「今は痩せているが、後で太るからその時に食べてくれ」と未来の利益を提示することで、目前の危機を回避した。
狼の立場から見ると、犬の巧みな語り口に説得され、目先の確実な利益を逃してしまった。
この寓話の教訓は、「チャンスは突然現れ、そして一度逃しら二度と戻ってこない。だから常に備えよ!」ということだろう。
では、これを組織構造の力学として読み解くとどうなるだろうか。以下に事例を紹介する。
ある組織が、将来的な事業の先細りを懸念してリストラを開始した。対象となった部門は、「あと半年でプロジェクトが完成し、大幅な売上増加に貢献できる」と主張し、説得力のある資料を提示してリストラの延期を勝ち取った。
しかし半年後、期待された成果は出ず、結局その部門は再びリストラ対象となり、従業員は解雇されてしまった。
もし半年前にリストラが実施されていれば、組織内はまだ再編途上であり、他部門への異動という選択肢も残されていた。だが、延期によってその受け入れ先は消滅し、結果として従業員は行き場を失った。
この構造的な流れは、まさに「一度逃したチャンスは二度と来ない」という教訓を裏付けている。
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