イソップ寓話の教訓No.97「仔山羊と笛を吹く狼」

目の前に欲しいものがある時は、さっさと手に入れる!

ストーリー

 群れから遅れた仔山羊が、狼に追いかけられた。

 仔山羊は狼に向かって「狼さん、あなたの餌食にされるのは、納得しています。ただ、野垂れ死には嫌だから踊って死ねるように笛を吹いてください」と言った。

 狼が笛を吹き、仔山羊が踊っていると、犬たちが、それを聞きつけて、狼を追いたてた。

 狼が振り向きざまに仔山羊に言った。
「俺も良いざまだ。肉をさばくのが本職なのに、笛吹きの真似なんかするんじゃなかった。」

目の前に欲しいものがある時は、さっさと手に入れること。

※類似教訓
イソップ寓話の教訓No.4「ナイチンゲールと鷹」


イソップ寓話の教訓No.18「漁師と鰊」


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