イソップ寓話の教訓No.196「蛇と蟹」

ストーリー

蛇と蟹が一緒に暮らしていた。

蟹は蛇に対して率直で親切にふるまったのに対し、蛇はいつも陰険でよこしまだった。

「一緒に暮らすからには、率直に付き合ってくれるように、そして自分の気性を見習うように!」とたえず忠告しても蛇が聞かないので、蟹は腹をたて蛇が寝入るのを見すまして、喉を挟んで殺してしまった。

そして、真一文字に伸びた蛇を見て言うには、

「おい、真っすぐになるなら、俺が忠告をしたあの時だ。死んでからでは遅いぞ!」

忠告はトラブルの後で受け入れても遅い。自分が信頼できると思う人の忠告なら快く受け入れよう。のちのち効いてくるからだ。

蛇と蟹の画像
イソップ寓話の教訓No.196「蛇と蟹」

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