狐が彫物師の仕事場に入り込んで、置いてあるものを嗅ぎまわっているうちに、モルモーの面を見つけた。手に取って見ながら言った。
「何だ、この頭は?脳みそがないぞ!」
モルモー:ギリシャ神話に出てくる恐怖の女神。古代ギリシアで「子どもを脅す怪物」として語られた“恐怖の象徴”。
この話は「恐ろしげな顔をしていても、中身がなければただの飾り」という冷たい真実を突いているのです。
モルモーの面は恐ろしい表情をしているが、所詮は「中身のない仮面」。中身が空っぽという点で、虚勢やハッタリの象徴として扱われています。