イソップ寓話の教訓No.11「笛を吹く漁師」

的外れなことをしていないか?

ストーリー

 笛の上手な漁師が、笛と網を持って海に向かった。

 磯の先端に立って、まず笛を奏でた。笛の音に誘われて、魚が躍りながら海から跳ね上がると思ったからだ。

 ところが、いくら頑張って吹いても魚は躍りあがってこない。漁師は笛を横に置き、投網を海に投げ入れたところ、魚がたくさんとれた。

 とれた魚を磯に放り出すと、口をパクパクしながら跳ねるのを見て、漁師は言った。「おれが笛を吹いている間は踊らなかったくせに、今ごろ踊りだしている」

成果が出ない時には人のせいにせず、自分が的外れなことをしていないか、自省が必要だ。

※類似教訓
イソップ寓話の教訓NO.54「蝸牛(カタツムリ)」


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