イソップ寓話の教訓No.2「鷲と黒丸烏と羊飼」

自分の能力は正確に見積もれ!

ストーリー

鷲が高い岩場から舞い降りて、子羊をさらっていった。

これを見ていた烏は「あの程度なら、自分も真似してやれ!」と羽音高く飛び立つと、急降下して襲い掛かったのは、大人の牡羊。

ところが牡羊は重く、逃げようにも、ふさふさした毛に爪が食い込み、引き抜くことができないまま羽をばたつかせているうちに、とうとう羊飼いが気づいて、走り寄るなり捕まえてしまった。

羊飼いは、烏の風切り羽を切っておいて、夕方になると子供への土産に持ち帰った。

そして子供に「これは何の鳥の羽根?」と聞かれ、羊飼いが答えるには、

「これは間違いなく烏の羽根だよ!だが、こいつは鷲のつもりでいるんだ。」

この物語の教訓は、
自分の能力は正確に見積もる。
だれでも時として、自分を過大評価するものです。自分の能力を過信し大きな希望を持つことは自由ですが、期待がかなわない時に、気力もなえてしまいます。自分の能力を客観的に知ることは、愚行への最大の予防です。


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