人生の荒波にもまれると人も柔らかくなる
ストーリー
川が自分の上を流れてゆく牛の皮に「お前はだれだ?」と尋ねた。
牛皮は答えた。「多くの人から、丈夫な皮と呼ばれています。」
川は流れで牛の皮を揉みほぐしながら言った。
「別の呼び名を探すのだな!もうすぐお前はふにゃふにゃだ。」
教訓
人生の荒波にもまれると人も柔らかくなります。

慢心を戒める教訓
人生の荒波にもまれると人も柔らかくなる
ストーリー
川が自分の上を流れてゆく牛の皮に「お前はだれだ?」と尋ねた。
牛皮は答えた。「多くの人から、丈夫な皮と呼ばれています。」
川は流れで牛の皮を揉みほぐしながら言った。
「別の呼び名を探すのだな!もうすぐお前はふにゃふにゃだ。」
教訓
人生の荒波にもまれると人も柔らかくなります。
ある村に狐と狸が住んでいた。
狸は「狐さん、どちらが上手に化けられるか比べようじゃないか?」と言った。
狐は賛成し「明日、神社の境内で会いましょう!」と言って別れた。
狐は「狸さんがいくら上手に化けるといっても、私にはかなうまい」と、得意の花嫁姿になって出かけました。
神社の鳥居をくぐろうとすると、おいしそうに湯気が立っている蒸かしたてのお饅頭が置いてありました。
狐は花嫁姿だったことも忘れ、お饅頭を口に入れようとしたところ、お饅頭が言った・・・
「勝った!勝った!」
教訓
相手を甘く見てはいけない。念には念を入れて準備が必要ですね。
ロバの性格を見破った男の話
ストーリー
男がロバを買おうとして試しに連れて帰り、自分のロバと一緒にしてみた。
連れて来たロバは、自分のロバの中で最も怠け者で、最も大食いのロバの側へ行った。
そして何もしようとしないので、男は縄をかけて元の持ち主に返した。
元の持ち主は「こんなに速く気性がわかったのか?」と尋ねたところ、男は答えて、
「こいつが仲間に選んだ奴を見て、どんな奴か分かったのさ!」
類は友を呼ぶ。人も動物も気の合う者や似た者同士は、自然に集まって仲間を作るものだ。
ストーリー
亀と兎が足の速さのことで言い争い、勝負の日時と場所を決めて別れた。
兎は生まれつき足が速いので、真剣に走らず道から外れて眠り込んだが、亀は自分の歩みが遅いこと
を知っているので、地道に歩き続け、兎が居眠りしている横を通り過ぎ、勝利のゴールに到着した。
努力は素質に勝る。
ストーリー
羊飼が羊の群れを村から遠く追って行きながら、いつも、いつも、いたずらをして村人をだましていた。
狼が来てもいないのに、大声で「狼が羊を襲いに来た、助けて!」と言っていた。
最初のうちは、村人も慌てて飛び出してきて、いたずらだったことに気づき、やがて笑いものにされて戻って行った。
とうとう本当に狼が羊を襲いに来てしまった時、羊飼は助けを求めて叫んだが、村人は「また、いつものいたずらさ!」と気にもかけなかった。
こうして羊飼いは、羊を失ってしまった。
嘘つきのレッテルを貼られると真実も信用してもらえない。
ストーリー
家で英雄を祀り、惜しみなくお供えをする男がいた。
生贄のために毎日お金を使い、おびただしくつぎ込むので、英雄が夢枕に立って告げた。
「そこの者、財産を湯水のように使い果たすのはやめよ!貧しくなったら私の所為にするだろうから。」
夢中になるものには財布の紐が緩む。注意が必要だ。