ロバの性格を見破った男の話
ストーリー
男がロバを買おうとして試しに連れて帰り、自分のロバと一緒にしてみた。
連れて来たロバは、自分のロバの中で最も怠け者で、最も大食いのロバの側へ行った。
そして何もしようとしないので、男は縄をかけて元の持ち主に返した。
元の持ち主は「こんなに速く気性がわかったのか?」と尋ねたところ、男は答えて、
「こいつが仲間に選んだ奴を見て、どんな奴か分かったのさ!」
類は友を呼ぶ。人も動物も気の合う者や似た者同士は、自然に集まって仲間を作るものだ。

ロバの性格を見破った男の話
ストーリー
男がロバを買おうとして試しに連れて帰り、自分のロバと一緒にしてみた。
連れて来たロバは、自分のロバの中で最も怠け者で、最も大食いのロバの側へ行った。
そして何もしようとしないので、男は縄をかけて元の持ち主に返した。
元の持ち主は「こんなに速く気性がわかったのか?」と尋ねたところ、男は答えて、
「こいつが仲間に選んだ奴を見て、どんな奴か分かったのさ!」
類は友を呼ぶ。人も動物も気の合う者や似た者同士は、自然に集まって仲間を作るものだ。
ストーリー
亀と兎が足の速さのことで言い争い、勝負の日時と場所を決めて別れた。
兎は生まれつき足が速いので、真剣に走らず道から外れて眠り込んだが、亀は自分の歩みが遅いこと
を知っているので、地道に歩き続け、兎が居眠りしている横を通り過ぎ、勝利のゴールに到着した。
努力は素質に勝る。
ストーリー
むかし、ある村にやさしいお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お爺さんは編み笠を作り、それを売って暮らしをたてていました。
寒い大晦日も笠を売りに出ましたが、少しも売れません。
しかたがないので、笠を背負って帰ることにしました。
帰る途中、吹雪の中でお地蔵様が寒そうに立っておられます。
お爺さんは「お地蔵さまが寒そうだ。この笠をかぶってください」と言って、背負っていた笠をお地蔵様にかぶせてあげました。
順番に笠をかぶせていると、笠が一つ足りません。
お爺さんは「笠が足りなくなったので、私のかぶっている手拭いで我慢してください」と自分の頭にかぶっていた手拭いを、お地蔵様にかぶせてあげました。
雪が降る中、お爺さんは家に戻り、お婆さんにその話をして、寝てしまいました。
すると明け方に遠くの方から、そりを引く音が聞こえ、家の前までくると、また戻って行きました。
お爺さんとお婆さんは、そっと外を見ると、お地蔵様の帰る後ろ姿と置いていった宝物の袋が置いてありました。
この物語の教訓は・・・
無心の優しい行いはご褒美がある。思うように事が運ばない時でも、必ず何かの役に立つはず。そのような時もあると受け入れましょう。
ストーリー
羊飼が羊の群れを村から遠く追って行きながら、いつも、いつも、いたずらをして村人をだましていた。
狼が来てもいないのに、大声で「狼が羊を襲いに来た、助けて!」と言っていた。
最初のうちは、村人も慌てて飛び出してきて、いたずらだったことに気づき、やがて笑いものにされて戻って行った。
とうとう本当に狼が羊を襲いに来てしまった時、羊飼は助けを求めて叫んだが、村人は「また、いつものいたずらさ!」と気にもかけなかった。
こうして羊飼いは、羊を失ってしまった。
嘘つきのレッテルを貼られると真実も信用してもらえない。
ストーリー
家で英雄を祀り、惜しみなくお供えをする男がいた。
生贄のために毎日お金を使い、おびただしくつぎ込むので、英雄が夢枕に立って告げた。
「そこの者、財産を湯水のように使い果たすのはやめよ!貧しくなったら私の所為にするだろうから。」
夢中になるものには財布の紐が緩む。注意が必要だ。
相手が夢中になるものを持てるか!
ストーリー
ライオンが農夫の娘に惚れて求婚した。農夫は獣に娘を嫁がせるわけにはいかず、しかし、恐ろしくて拒否もできないので、策を考えた。
農夫は「ライオンは娘の婿にふさわしいが、牙を抜き爪を切らなければ、嫁にはやれない!娘は、それが怖いと言っている」と言った。
ライオンは惚れた弱みで条件をのむと、牙を抜き、爪を切って近寄ってくるライオンを棒で叩いて追っ払ってしまった。
相手の心をつかみたいなら、相手が夢中になるものを持っていれば良いのだ。
アメリカの心理学者「アーサー・アーロン博士」をご存じだろうか?
「見知らぬ男女を恋愛関係にする36個の質問」を発表した方だ。36の質問に交互に答えるという簡単なものだ。筆者は試したことが無いが、興味がある方はトライされては。