イソップ寓話の教訓No.316「ヘラクレスとアテナ」

力で相手を押さえつけようとするのは逆効果!

ストーリー

ヘラクレスが狭い道を歩いていると、地面に林檎のようなものが落ちていた。

踏みつぶそうとしたところ、それは二倍の大きさになった。

さらに強く踏みつけ、こん棒で殴りつけた。

すると、ますます膨らみ、道をふさぐほどになったので、ヘラクレスがこん棒を投げ捨て、あっけにとられていると、

アテナの女神が現れて言った。「ヘラクレスよ、止めるが良い。それは敵がい心であり、争いであるのだ。相手にせずほっておけば元のままだが、力で押さえつけようとすると、このように膨れ上がるのだ」

※アテナ:ギリシャ神話で技術、学芸、戦いなどをつかさどる女神。

教訓
争いを力で抑えようとするのは逆効果。一方が力を使えば相手も力を使い、お互いに憎しみが増し一向に収まることはない。

ヘラクレスとアテナの画像
イソップ寓話の教訓No.316「ヘラクレスとアテナ」

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