民の成熟度が統治の質を決める!
ストーリー
自分たちに支配者がいない事を苦にした蛙たちが、ゼウスの所へ使者を送って「王様を授けてください」と頼んだ。
ゼウスは蛙たちが愚かなのを見透かして、池に木切れを放り込んでやった。
蛙たちは、ポチャンという水音に驚いて池の深みに隠れたが、木切れが動かないので、水面に上がってくると跳びのって座り込み、すっかり木切れをバカにした。
「動かない王様しか持てないのは心外だ」と蛙たちは再びゼウスを訪ね、「最初の王様はあまりのも愚図なので、取り換えてほしい」と頼んだ。
すると、ゼウスは大いに腹をたて水蛇を遣わしたので、今度は蛙たちが捕まって食われてしまった。
民主主義は民の成熟があってこそ機能する。未熟な民が選ぶリーダーは、民自身を苦しめるのだ。
日本は「考える国民」よりも「従う国民」を育てる教育が続けられている。また、テストの点数や偏差値が重視され、個人の思考や公共性への関心が評価されにくい。
このような構造が解決されないと、日本国民はますます未熟になる。賢くなろう!
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