成功体験の罠!
ストーリー
塩を山のように担(カツ)がされた驢馬が川を渡っていた。
足を滑らせ川にはまったら、塩が溶けだし、身軽になって嬉しくなった。
その後、海綿を担(カツ)がされて川にさしかかった時のこと、また川にはまれば荷が軽くなるだろうと考えた。
そこでわざと足を滑らせたが、今度は、海綿が水を吸い込んだため重くなり、立ち上がれずに、その場で溺れてしまった。
経験から学ぶことは大切だが、状況はいつも同じとは限らない。怠け心から安易な手段に頼れば、かえって裏目に出ることが多い。
だからこそ、「自分に都合の良いたくらみ」は、思わぬ災難を招く可能性があることを忘れてはならない。
一度うまくいった方法に頼って、二度目も同じ結果を期待するのは危険だ。状況を見極める冷静さと、慢心しない慎重さが求められる。
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