ストーリー
ライオンが寝ていると、鼠が体の上を走った。
ライオンは鼠を捕まえ、一飲みにしようとしたところ、鼠は命乞いして「助けてもらえるなら恩返しをします。」と言った。
ライオンは「こんなちっぽけな獲物だ!」と笑って逃してやった。
ほどなくしてライオンは、猟師に捕らえられ、ロープで木に縛り付けられた時のこと、鼠がうめき声を聞きつけて現れた。
鼠はロープをかじり切り、ライオンを解き放って言うには、
「あの時あなたは、私の恩返しをあてにできぬとばかり、笑って馬鹿にされましたが、分かっていただけましたか?鼠にも恩返しはできるのです!」
今は役に立たなくても、いずれ役に立つときは必ず来る。貸しは、つまらないことで返してもらわないこと。重大な時の恩返しは、今後の人生に関わることもあるのだ。
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