自分で出来る努力をしてから祈るべき!
ストーリー
金持ちのアテナイ人が、他の客と乗り合わせて船旅をしていた。
猛烈な嵐になり船が転覆したので、誰もが助かろうと泳いでいるのに、金持ちのアテナイ人は「助かった暁には沢山の供物を捧げる」と、ひたすらアテナ女神に祈っていた。
一緒に船から放り出された男が一人、すぐそばで泳いでいて、金持ちのアテナイ人に向かって言った。「女神に祈るのも良いが、自分の手も動かせ!」
自分で出来る努力をしてから、神様に祈るべきだろう。そうしなければ神様も願いを聞いてはくれない。
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