狐が生垣によじ登り、滑り落ちそうになって茨をつかんだ。そうしたところ、茨のとげに足の裏を引っかかれ、血だらけになった。
「てっきり自分の味方だと思って逃げ込んできた者を、もっとひどい目に遭わせるのか?」と狐が文句を言うと、茨が言うには、
「お前こそ、大きな勘違いだ。絡みつく習性がある私に、しがみつこうとするのだからな。」
この物語の教訓は「依存先を誤ると、助けを求めた相手に傷つけられる」ということだろう。狐は「自分が助かりたい」という一方的な理由で茨を味方扱いしたが、自分に都合がいい存在”を“味方”と錯覚するのは危険だ。
世の中には変えられない性質があり、それを無視すると痛い目を見るのだ。
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