イソップ寓話の教訓No.361「猟師と山鶉と鶏」

収入の種は生き残る!

ストーリー

 猟師が夕食を作っているところへ、突然に友人が訪ねてきた。

 友人の夕食も必要になったが、鳥かごは空で獲物は無かった。

 そこで、狩りのおとりに使っている山鶉を夕食にしようとしたところ、山鶉は命乞いしてこう言った。

「ご主人様、私を食事に使ったら、これから先に狩りは、どうするのですか。鳥の群れを誰がおびき寄せるのですか?」

 猟師は山鶉を放し、雄鶏を捕まえようとしたところ、金切り声をあげてこう言った。

「ご主人様、時を告げる私を食事にしたら、夜明けをどのように知るのですか。狩りに行く時間をどのように知るのですか?」

しかし猟師が言うには

「確かにお前は時を告げるので役に立つ。しかし、今は友人に食事を作らなくてはならないのだ!」

二人のうち、どちらか一方が犠牲になるとき、収入の種になるものは生き残ることができる。


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