日本の昔話の教訓「百足(ムカデ)の使い」

物事の基準をはかる物差しは人それぞれ!

ストーリー

ある時、百足とバッタとカタツムリが寄り合いをしました。

とても寒い日だったので皆で「酒でも飲もうじゃないか!」となりました。

さて、誰が買いに行くか、ということになると、

バッタは「跳ねたときに瓶を割りそうだ。」

カタツムリは「歩みが遅いので、帰りが間に合わないだろう。」

百足は、しかたなく「それでは私が買いに行こう」と行くことになりました。

ところが、しばらくたっても百足は戻ってきません。

バッタとカタツムリが心配になり見に出かけようとしました。すると土間の脇で百足が何かしているようです。

「百足さん、なにをしてるのだい?」と尋ねると、百足は答えて、

「私は足がだくさんあるから、まだ草履を履いているところだよ!」

物事の基準をはかる物差しは人それぞれ。共同作業をする時は、丁寧にコミュニケーションをとり、認識相違のミスを起こさないように注意が必要だ!

百足(むかで)のお使いの画像
日本の昔話の教訓「百足(ムカデ)のお使い」

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