イソップ寓話の教訓No.58「女と雌鶏」

成果を重視しすぎると。

ストーリー

 未亡人が、毎日卵を産んでくれる鶏を飼っていたが、もっと餌を与えたら、日に二回産むだろうと考えた。

 そこで餌をたくさんやってみたところ、鶏はぶくぶく肥えて、日に一度も産まなくなってしまった。

 成果を重視しすぎると本質を見失うリスクがある。管理者が営業成績に血眼になり、人員に過剰なノルマを割り当てることなど、よく聞く話だ。その結果として離職、休職による欠員状態になり、以前より成績が落ちてしまうことになる。
 余計に欲しがる貪欲さは、今、手元にあるものまで奪ってしまうので注意が必要だ。

※類似教訓
イソップ寓話の教訓No.87「金の卵を産む鵞鳥(ガチョウ)」

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