イソップ寓話の教訓No.101「黒丸烏と鳥たち」

勝負は自分の実力で!

ストーリー

 ゼウスは鳥たちの王様を立てようと思って、皆に集まる日を指定した。

 黒丸烏は自分が醜いことを知っていたので、あちこち歩き回り、鳥たちが落とした羽を拾い集めて、全身に貼り付けた。

 その日になり、錦をまとった黒丸烏はゼウスの前にやって来た。

 ゼウスがその美しさゆえに彼を王様に推挙しようとしたところ、怒った鳥たちは黒丸烏を取り囲み、めいめい自分の羽根をむしり取った。

 こうして黒丸烏は元に戻ってしまった。

 借り物の美しさで得た称賛は、真実の前では剥がれ落ちる。自分自身の価値を磨くことこそ、真の王者への道だ。
 見栄を張るより、素直に学べ。「できるようになろうとする姿勢」こそ大事だ!

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