イソップ寓話の教訓No.77  「鹿と葡萄」

恩を忘れぬ者が、関係を守る!

ストーリー

 鹿が猟師に追われて、葡萄の木陰に身を隠した。
 猟師が行ってしまったので、鹿はホッとして葡萄の葉を食べ始めた。そこへ猟師が戻ってきて、スカスカになった葡萄の間に鹿を見つけ、捕らえられた。
 鹿はため息をつきながら言った。
 「なんてバカなことをしたんだ!身を隠してくれた葡萄の葉を食べてしまったとは。」

恩は、時とともに薄れてしまうもの。
だからこそ、受けた瞬間の重みを忘れず、自らを戒め続けることが、恩人との関係を長く保つ鍵となる。

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