期待と現実のギャップ
石を曳き上げた漁師
漁師たちが地引網を曳いていた。網が重いので大漁だと思い喜んでいた。
しかし浜に引き寄せてみると魚はわずかで、網の中は石や木ばかりだった。漁師たちは落胆と同時に腹が立った。
漁師の中の老人が言った。「腹を立てるのはやめよう!良いことと悪いことは隣りあわせだ。あれほど喜んだのだから、落胆するのも仕方ない」
この寓話は、喜びと落胆が常に隣り合わせであることを教えてくれる。どちらかだけを求めるのではなく、感情の揺らぎを自然な流れとして受け入れる知恵が描かれている。
網が重ければ、人は大漁を信じる。だがその重さは、必ずしも魚の重さではない。石や材木を曳き上げることもある。
組織構造もまた、希望を運ぶ器であって、成果を保証するものではない。だからこそ、結果に振り回されず、構造そのものを冷静に見直す知恵が求められる。
今、あなたが曳いている網の重さが期待外れだったとき──その構造を、怒りではなく知恵で見直すことはできるでしょうか。
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