イソップ寓話の教訓No.155「狼と仔羊」

ストーリー

 仔羊が川で水を飲んでいるのを狼が見つけ、もっともらしい口実をつけて食べてやろうと思った。

 そこで川上に立つと「お前は水を濁らせ、俺が水を飲めなくしてしる!」と仔羊に言いがかりをつけた。

 仔羊は「ほんの唇の先で飲んでいるだけだし、川下にいるので川上の水を濁すことはできません」と言うと、

 狼は「お前は去年、俺の親父に悪態をついたぞ!」と言った。

「一年前は、まだ生まれていません」と仔羊が言うと、狼は、

「お前が何と言おうと、俺はお前を食べると決めているのだ!」

すでに決まっている事には、どんなに正当な説明も無力です。

狼と子羊の画像
イソップ寓話の教訓No.155「狼と子羊」

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