見栄を張らずに自分の強みを見極める
ストーリー
喉の渇いた鹿が泉にやってきた。
水を飲み終わり、ふと水に映る自分の姿を見て、大きくて立派な角を見て得意になったが、足が細くて弱々しく悲しくなった。
思いにふけっていると、そこへライオンが現れ、追いかけて来た。鹿は一目散に逃げだすとライオンを遠く引き離した。
さて、木の無い平原を走っているときは良かったものの、樹木の生い茂る場所に来ると、大きくて立派な角が枝に絡まり走れなくなり、とうとうライオンに捕まってしまった。
鹿がライオンの餌食になる前に独りごとで言うには、
「ああ、情けない。頼りにならないと思っていた脚に助けられ、誇らしく思っていた角にやれれるとは!」
長所と短所は表裏一体。見栄を張らずに自分の強みを見極め最大限に利用する。それが賢いやりかただ!
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