少女がお婆さんにもらった鍋をお母さんが使ったら大変なことになった話
ストーリー
むかし昔ある所に、貧乏な少女がお母さんと二人で暮らしていました。食べるものが何もないので森へ野イチゴを採りに行きました。
森へ行くと見知らぬおばあさんと出会いました。おばあさんは少女が困っていることを知っていて、鍋を一つあげました。このお鍋は「おなべや、ぐつぐつ!」というと、おかゆをぐつぐつこしらえます。それから「おなべや、おしまい!」というと、おかゆをこしらえるのをやめるのです。
少女はこのお鍋を持ち帰り、いつでもおかゆを作ってお母さんおかゆを食べることが出来るようになりました。
ある日、少女の留守にお母さんが「おなべや、ぐつぐつ!」と言うと、お鍋はおかゆをこしらえ始めました。お母さんはお腹いっぱいになったのですが、お鍋はおかゆを作り続けています。作るのをやめてもらおうと思いましたが、なんと言ったらよいかわかりません。
おかゆがお鍋のふちからあふれて、そのうち家じゅうがおかゆでいっぱいになりました。
その時、少女が戻ってきて、たった一言「お鍋や、おしまい!」と言ったら、お鍋はぐつぐついわなくなりました。
教訓
知らないことには手を出さないほうが良い。
コメントを残す