イソップ寓話の教訓No.39「燕と鳥たち」

先を見通し行動すること!

ストーリー

宿り木が育ち始めるや、燕はそれが鳥たちに及ぼす危険を察知して、鳥たちを残らず集めた。

燕は「宿り木を宿す木を切り倒すか、それが出来なければ、人間の所へ助けをもとめ、宿り木の実から作った鳥もちで、自分たちを捕まえないよう頼んでおけ」と忠告した。

「つまらないことを言うやつだ!」と鳥たちが一笑に付すので、燕は一人で人間を尋ね嘆願者となった。

人間は燕が賢いことを知って向かえ入れ、一つ屋根の下で暮らすことを許した。

こうして他の鳥たちは人間に捕らえられ食べられるが、燕だけは保護されて、人間の家でも安心して巣作りすることになった。

※宿り木:北海道から九州に分布し、エノキ、ブナ、ミズナラ、ケヤキやサクラなど落葉樹に寄生する。果肉はもちのように粘りがあり、鳥黐(とりもち)として、細いサオの先に塗って、小鳥や昆虫の捕獲に使われた。

教訓
先を見通す”感”を養うことだ。先を見通す”感”を養うために経験や努力も必要になるから常に先を読むように心がけること。先を見通し正しい判断を下せる能力があれば、人の上に立てるはずだ。

この物語に出てくる燕のように皆に笑いものにされても、自分を信じて行動することで生き残ることもできる。

燕と鳥たちの画像
イソップ寓話の教訓No.39「燕と鳥たち」

投稿日

カテゴリー:

投稿者:

コメント

コメントを残す