イソップ寓話の教訓No.70「樫と葦」

ストーリー

 ある日、樫が葦に言った「お前は小さな鳥がとまっても重そうに頭を下げている。それに比べ私は太陽の日差しも遮ることが出来るし、北風にも堂々と立ち向かう。」

 ある時、大風が吹き葦は体を曲げ、突風に身を任せて倒れるのをのがれたが、樫は抵抗して根っこから倒れてしまった。

教訓
プライドが高い頑固者は環境の変化に柔軟に対応できず滅ぶ。弱いものは肩身が狭くストレスがたまる。しかし弱いものの生き方が、生き残る秘訣となることがある。

厚顔無恥、慇懃無礼な者は気分が良いだろう。ところが、いざ困難が降りかかった時には誰も助けてくれない。いずれ孤独を味わい自分の生きざまを見せつけられるのだ。

※類似教訓
イソップ寓話の教訓No.69「隣同士の蛙」http://イソップ寓話の教訓隣同士の蛙

樫と葦の画像
イソップ寓話の教訓No.70「樫と葦」

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