愚かな人に惑わされてはいけない!
ストーリー
ある時、寓話作家のイソップは造船所へ行った。船大工たちが彼をからかって、言い返さずにはいられぬように仕向けたので、イソップはこんな話をした。
その昔、カオスと水が生じたが、ゼウスは土の要素も出現させたいと思い、三度海の水を飲みこむよう大地を促した。
大地は仕事にかかると、まず最初に山々を現し、再び飲み込んで平野を露出させた。
「もしも大地が三度目も水を飲みこむことをすれば、お前たちの仕事は無くなり何の役にも立たない者になるのだぞ!」
愚かな人に惑わされてはいけない。人をからかう言動は、自分の戒めとなることがせめてもの救いである。
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