日本の昔話の教訓「古屋の漏り」のストーリー
むかし雨の降る晩に、お爺さんとお婆さんが、話をしていた。
お爺さんは「狼より怖いのは、古屋の漏りだ」と言った。
それを立ち聞きした狼は「この世には、俺より恐ろしいもりというものがあるらしい。油断がならぬ」と思った。
そのころ、ちょうどこの家に入ろうとした馬盗人が、馬と間違えて狼の背中に乗った。
狼はもりに捕まったと勘違いして、一目散に走って逃げた。
馬盗人は振り落とされ、道端の井戸に落ちてしまった。
教訓
人は未知のものには恐怖心を抱き、既知のものは甘く見る。
コメントを残す