肩書は立派だが中身が伴わない人
ストーリー
驢馬がライオンの皮を被り、愚かな動物どもを震え上がらせながら歩いていた。そんな動物たちを見ながら驢馬は嬉しくなって大声でいななき声をあげた。
狐を見かけビックリさせてやろうとしたところ、キツネは驢馬の声を聞いたことがあるので、驢馬に向かって言った。
「お前が声を出さなければ、俺も怖がっただろうな。」
他人から特別扱いを受けたいと虚勢を張っても言葉を交わせば、その者の質がわかってしまう。
肩書は立派だが中身が伴わない人がいる。黙っていれば、しばらく威厳を保てる。しかし時間と共に愚か者であることが分かってしまう。だれも口にはしないが馬鹿にされるようになる。
肩書やポストに頼ったうぬぼれや、中身のない粋がりはさっさと捨てて、自分は何をすべきか考え、実行することが自分を成長させるのだ。
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